超執刀カドゥケウス　サウンドトラック

超執刀カドゥケウス　サウンドトラック

初ＣＤ化オリジナル音源、完全収録！！

＿ 名作ゲーム・名曲ゲームミュージックを再発見！『ゲーム・ミュージック　ディスカバリーシリーズ』

　名作・名曲でありながらＣＤ化される事のなかった、アトラスのSF外科手術アクションゲーム“超執刀カドゥケウス”が、遂にサントラ化です！ニンテンドーＤＳ音源によるゲームオリジナルＢＧＭを完全収録しました。

　作曲は、デビチル、デビルサマナーシリーズ、ペルソナシリーズ、そして話題作キャサリンなどの作曲をてがける目黒将司氏を中心に、女神異聞録ペルソナで名曲“神話覚醒”を作曲した土屋憲一氏、そして“GENERATION　OF　CHAOS”シリーズの吉川健一氏の三作家が担当しています。

　９６年からアトラス社の様々な名作タイトルに携わり、女神転生シリーズでは増子司氏の楽曲世界観を見事に受け継いだ目黒氏曰く「新ハードでの開発だったので苦労の連続だった」楽曲群。存分にご堪能下さい！

●収録曲：“危険手術”他、ゲームＢＧＭ完全収録
●作曲：目黒将司、土屋憲一、吉川健一

　作曲者『土屋憲一』氏（インデックス）より、ゲームミュージック愛に満ちた素晴らしいコメントを頂きました！

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＿…そう、あれは去る2011年9月30日、ゲーム音楽界の錚々たる顔ぶれが一同に会する4年に1度のゲーム音楽フェス「4starオーケストラ」開幕の日。平日の金曜日だったので、私こと土屋は会場に思いを馳せつつ普通に会社で仕事をしておりました。
＿正直、「こんな時ぐらい会社休みにしろよ…」とか思ってました。八つ当たりにも程があるっていうか、つくづく残念な社員ですね。どうもすいません。
＿そんなこんなで、若干フテ腐れ気味な気分をリフレッシュすべくパワフルエナジードリンクなど買いに自販機に向かったところ、本当にたまたま「ちょうど今、カドゥケウスのサントラの件で株式会社スーパースィープ八木様ご来客中なんですよ～」と声を掛けられまして。是非ご挨拶させてくださいッ！　…と会議室に突撃。
＿ご挨拶もそこそこに「世の中にはサントラ化されていなかったり入手困難なゲームミュージックが星の数ほど埋もれていて、絶対に『もう一度あの曲を聴きたい』と思っている人がいる筈なんですよ！　そういう作品を再び世に出したくてディスカバリーシリーズと銘打っているんですよ！！」と熱く語る八木様の熱意に圧倒されつつ、個人的にもこの企画は確かに凄い事だ…と激しく同意せざるを得ません。
＿だって、誰に借りパクられたのか分からなくて泣き寝入りしてた東亜プラン「ヴィマナ」の名曲「SPACE HIGH」が再び入手できるんですよ！？　いや、それはそれとして私のヴィマナ／テキパキのサントラ返してほしいんですが。
＿大体、サントラを作るに当たって「データが無ければこちら（スーパースィープ様）で実機プレイするし基盤から録音だってしちゃうよ」なんていう話、なかなか出来る事ではありません。普通、そういう事は自分でやって曲データをご提供するもの…だと思うんですが、当時の機材も資料もお亡くなりになっている状況では「曲データ用意するの無理death…」→「残念ながらこの話は無かった事に…」というケースも往々にしてありますし、その他諸々オトナの事情もありますし、この企画にはゲームサウンドに対する深い造詣と、何より愛が必要です。
＿言い換えれば大人には愛情だけでなく正しい知識が必要だ、と。なぜ言い換える必要があったのか良く分かりませんが。
＿その後も「このカドゥケウスのサントラ、実は既に4starオーケストラの会場で先行販売してるんですよ」という驚愕の事実が飛び出したり（知らなかった…！）、「実はアトラスのアレもサントラ化したいんですよ！」「ええっ、じゃあ昔ナニでソレしたホニャララも一緒に収録して頂きたいんですが！」みたいな話に花が咲いたり。会社で真面目に仕事をしていたお陰で素晴らしい出逢いが待っていました…というお話でした（オチがそこ！？）。
＿え～と。音楽の話を全くしていませんが。…した方がいいですか？
＿カドゥケウスのBGMは目黒、吉川、そして自分の3名が作曲しているんですが、普通に音楽を作っておいてDSの内蔵音源に移植するという方法を採った他の2人と違い、私はいきなりDSの開発機材でデータを組み始めてしまったため、私の担当曲だけ「オリジナル音源バージョン」が存在しません。そのかわり（？）DSに搭載されているPSG音源を利用しているのが私だけだったりします。サントラ2曲目のメインメロディの音とかですね。
＿この当時、アトラスではDS開発機材用のMIDIインターフェイス（PCの一般的な作曲ソフトを使って開発機材の音源をダイレクトに演奏できるアダプタ）を買ってもらえず、開発機材の方で「多分こうだろう」と想像で音色データを仕込んでおき、作曲ソフトの方でも「恐らくこうかな」と想像で音符データを打ち込んで、最後にデータをコンバートして聴いてみてダメな所を直して…という気の遠くなる作業をやっておりました。
＿その時の経験から、「そういうの、つらいよね。」とアトラス作品のBGMはストリーミング再生を利用する方向にシフトして行き、スィープレコード様より来月発売の「救急救命カドゥケウス2」のサウンドトラックに続く、と。
＿自然かつ商売上手な着地点で、お後が宜しいようで…。
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