『トラブル☆ウィッチーズAC-アマルガムの娘たち-』サウンドトラック用秘蔵コメント&画像を公開しました。

魔女の錬金シューティング・トラブル☆ウィッチーズの最新作『トラブル☆ウィッチーズ ねぉ!』 http://www.bouken.jp/pd/twx/ http://trouble_witches.mails.ne.jp/xbox360_index.htm 2011年4月からのXbox LIVE アーケード配信に伴い、アーケード版サウンドトラック『トラブル☆ウィッチーズAC -アマルガムの娘たち- サウンドトラック』への反響がメラメラと再燃しております! これにあたり、スタジオシエスタ様からプロトタイプのジャケット画像と、「実はこっそり公開されていた裏ライナーノーツ」をご提供頂きましたので、試聴曲とあわせてお楽しみ下さい♪   ご試聴はコチラ! [soundcloud url="http://api.soundcloud.com/tracks/16677892" params="show_comments=true&auto_play=false&color=e73873" width="100%" height="81" ]  

プロトタイプ ジャケット画像

下書き版

ロゴ無し版


裏ライナーノーツ

01 Presentiment of trouble.(タイトルバック) TW企画草案時に、プロモーションイメージに合せて書いた曲です。このころはまだ余裕があって、ちゃんと楽譜まで書いて打ち込んだ覚えがあります。 メドレー形式でいろいろな題目が進行していきますが、イメージはこんな感じでした。

・エイヘムランドの賑やかな一日 ・夜、魔女たちの蠢動 ・プリルさんのテーマ ・魔女たち動き出す! ・ドラウプニールの驚異 ・勇気の魔法点火!

まあ上から順に変調していくわけですね。ホーンセクションの裏でトレモロストリングスが鳴り、ピアノがピロンと鳴ってカモメが夕陽へ向かって飛んで行くのです。 すると降りてきた夜の帳に紛れて悪い魔女(このころ、悪役像がよくわからなかった…)が動きだします。ここのフレーズはそのままセレクトに使われてますね。手抜きじゃなくて気に入ってるからですよ? 一方、そんなことは露知らず、森で一人暮らしのプリルさんは大きな月に向って叫んでいます。 「メリー・ポピ○ズみたいな魔女になりたーいっ!」 というわけで4/3拍子でグロッケンシュピールがカチンカチンとなって、…えと、結構まんまです。いやあ、リスペクトですよ?そしてサウンドはフルオケへ移行し、ドラウプニールを持った悪役アマルガム=カリエスの登場です!お母さん!なんだかそれ見たことあるヨ!街の上空にそんな大きなツカイマ呼んで、それじゃまるでID4の宇宙船だよぉ!…とチャイムさんが言ったとか言わなかったとか。かくして、プリルさんたちは街を救うために飛び立ちます。この物語の続きはあなた次第! てな感じで分厚い本の表紙が閉じておしまい。……な~んてことを考えてたと思います。 …いや、忘れました。 02 Credit fanfare.(クレジット) ワンダ○3のチャリオ○トのクレジット音みたいに。…と、結構ストレートに言われました。 03 深遠へのトビラ(キャラクターセレクト) さっきも書いたのですが、魔女蠢動です。ひそかに蠢いているイメージ…ってゆーか、 それは悪い魔女のフレーズだったでしょ!でもいいのです。 どっちも「魔女」ですから。 何しろ全員「魔女」ですから! 可愛く見えたって「魔女」ですからっ!! …でもどうしてプリルさんのテーマにしなかったのか、自分でもわからない。結構気に入ってたのになぁ…。 04 魔女開眼(アイキャッチ) タイトル通り、悪い魔女がこっちを見たのです。きっと、どっきりしますよ?何かが始まる予感がして。 05 追いつけ追い越せ急行列車(Stage01) 体験版の都合上、一番初めに作った曲ですね。このころはまだステージのイメージもなく、だから作曲は難航した覚えがあります。与えられたのはいくつかのキーワードのみ。「港」「船」「電車」「青空」「そこにいる人々」「そこにいるお姉さん」「そこにいるキレイなお姉さん」「そこにいるキレイで可愛いお姉さん」=江の島?…いやいや。とにかくフェミニンな響きにする!というのがありました。だって登場するキャラが全部、おにゃのコですもの。 そうなっているかどうかはともかく、明快なコード進行にこまかな音をたくさん足して輪郭をぼやかせ、できるったけ色とりどりな響きになるよう心がけました。ですのでメロディー部分のヴィヴィッドさとは裏腹にオケはけっこうきらきらほわほわしててつかみどころがないと思います。そのあたりが女の子!女心はむつかしい! …それと忘れちゃならないのは電車です。終始デンデコデデーンとなり続けるベースがそこですね。 我ながら安易だとは思いましたが、なんだか電車に乗ってる気がしませんか? …え、プリルさん乗ってない?そもそも電車知らない?なにそれっ!? 06 Daughters’ themes!(BOSS01) でたーっ!っというイメージが欲しかったので、わりとベタチックなフレーズです。明るいゲームですので、なるべくキャッチーにしたかったわけです。それでも2小節目の冒頭をDimにするかどうかは、最後まで悩みました。 オケ楽器を主体に軽快に進行します。ティンパニどんどん、小太鼓ぽこぽこ、2本のピッコロによるメロディーは決して怖すぎずどこか間抜けな感じです。ボスなのに、やられてもなんだか憎めない。そんなかわいいキャラたちばっかりなんですもの。 途中、リズムがなくなってむやみに盛り上がる部分がありますが、あそこではボスの魔女っ子に「へんしーん!」とかいって変身してもらいたかった…。 07 撤収(ステージクリア) 祭りの余韻は嫋々として、生来陽気なプリルさんはそんな楽しい気分に流される悪いクセがあります。だから即撤収! 08 へんなお香が漂っている(ショップ01) 昔行った異国の土産屋さんは、確かにこんな雰囲気でした。エキゾチックなお香の焚かれた暗いお店の奥では、店主であろうおじさんがじーっとぼくを見ていて、なんていうか緊張したなぁ……。 09 緑の光のカスケード(Stage02) ステージ2を見て「とっても気持ちのいーところ」とか言ってる人がいますよね。あそこ、とげとげのツタとかが蔓延っていて、どー見てもそうは思えませんが、でもでも曲だけは気持ちの良いリズムにしようと思ったのです。 ボスの双子に遊園地にされてしまった森ということで、木管楽器を中心になるべくオーガニックな響きになるよう心がけました。オケによるリズムの微妙なハネ具合がちょっと楽しげになったとおもいます。カットオフあげあげのテューバの張り具合が気に入ってマス。…だって、機材の都合上サンプリング使えなかったんですもの。 10 冷凍クジラのロンド(Stage03) これも体験版に必要ということで、初期に作った曲ですね。吹き荒ぶ吹雪のステージであるのはもとより、この曲は大自然の脅威という部分に着眼点をおいて、雄大さと神秘さを出そうと苦心した覚えがあります。それにここは魔法の世界。氷の島々が空中に浮いていればその周りを巨大なクジラが泳いでいるではありませんか。そんなあり得ないものを音で表現するのは苦しくもあり、ヒジョーに楽しくもあります。そのぶん思い入れがある曲です。なのに、ゲーム本編では出だしが削られて……、尺の都合上仕方ないのはわかっているのですが悲しくて、うう……。 でもサントラにはきちんと収録されているのでまいっかと! 黒鍵で奏でるシンセベルのシーケンスが延々と続き、その裏では複雑なコードが重苦しく進行します。氷の飛沫が飛び交ってなかなか見通すことのできない先からは無感情なメロディーだけが淡如として聞こえ、凍てついた真っ白な風にただ翻弄されるしかないプリルさんはやがて目を疑うことになるのです。 「……ここ、こたつがあるよ!?」 11 フニフニ・クラクラ(Stage04) 氷の山を越えるとそこは赫灼たる大火山だった。…と、なにやらうって変わった展開に。それに合せて曲もいきなりフルオケに変わります。ここではステージのイメージというよりも、そこを行くプリルさんの心境に着目。 冒頭の「こんなところを行くのぉ~!?」…もっともだと思ったもので。 熱くて熱くてヘロヘロになって何度も倒れそうになって、そのたびに使い魔に怒られて。 けれども立ち向かわなくちゃと、すぐに気を取り直すのがプリルさんのいいところ。次第に勇気がわいてきて、だけど自然の脅威は手加減してくれず、またヤになって……って感じで、いろんな心境を曲に詰めた覚えがあります。 それにしてもこの曲の主題。何かに似ています。そう、ダンテズ………ぴっ。 12 Terrible strain!(BOSS02) 出だし。キル・ビルみたいにスタイリッシュでキャッチーな感じが欲しかったけど、そうはなりませんでしたって感じ。 とにかく不協和音のみで構成。メジャーでもマイナーでもない、なんというか不安定で常に緊張感のある感じにしたかったのです。だって4面のボスって、強いですよね~。窮屈で動きづらい上に2段階目の攻撃なんてもう鬼! ホント疲れちゃう! 13 蹴破れ!異世界の門(Stage05) 火山のふもとにある異世界の門をくぐったプリル。そこは見たこともない暗闇で、暗闇の中にはこれまた多くの敵が手ぐすね引いて待っていたのでした。こうなればもうヤケクソです。今引き返しては帰ってアヤシマレル!というわけで着想をステージ1のそれに戻して、尚且つノリノリです。フェミニンな和音(ぼくはそう思っているのですが)にペンタトニック的なリフやピアノを加えてミステリアスに、それでいて明快なメロディーやサビを乗せて あります!途中、ピアノやシンセサウンドのパラディドルが入り、次第にシリアスに展開していきます。別々に鳴っていたそれぞれの音が一つのメロディーを奏で、そして一気に消え、プリルさんはついに闇の深淵へと辿り着きました! さて、そこで待ち構えていたものとは…!? 14 ダンピングの名人(Shop02) この姉さん、妹が店番している時は、居間にとじこもってテレビの連ドラに釘付けなのだそう。 15 終焉へのコロネード(Stage06) この回廊を行けば全てが終わる。そう確信してプリルは進みます。脳裏に過るのはこれまでのこと。強大で邪悪な力とひきかえに幸せを失ってしまったアマルガムとその娘たちの思い。彼女たちの寂しくて悲しくてやりきれない、そんな気持ち。 「……ぜったいにわたしが終わらせるんだ」幼いころにいなくなってしまったお母さんを想いながら、プリルは確固たる言葉を静かにつぶやきました。 そう。これは決意。この旅で出会った友だちと交わした約束。小さなプリルの胸に宿る勇気という名の魔法。さあ、自慢のホウキのギアをMAXに上げて最後の戦いに挑むのです。行けプリル!行って全員殺ってしまえ!! 16 ひた走る狂気と夢魘(Amargam) …ですがアマルガムはやはり強大でした。エイヘムランドにその名を轟かせた大魔女だけのことはあります。 見たこともない強力な魔法。 際限なく押し寄せる驚異。 全てを跳ね返す完璧な防御。 目のやり場に困るナイスバディ。 身の毛もよだつ強大な暗黒の力。 けれどもプリルは歯を食いしばります。 「だいじょうぶ…だいじょうぶ!わたしにはおかあさんがついてる!」いつ果てるともわからぬ戦いはまだ、火ぶたを切ったばかりです。 17 リタイア魔女(Gameover) あ~あ。こうはなりたくないものですね。2小節目の冒頭をDimにするとこうなります。 27 実感のないHappyEnd(End02) 「とうとうやったにゃ!まだ震えが止まらないぜ!」 「ああ、それはわたしも同じです!」 うん。実感がわかない。とっても可愛いプリルちゃんたちが、まさかあんなむさくるしい二人組と同じこと言うなんて、おじさんはまだ信じられません! というのはともかく、死に物狂いで頑張って、何かをやり遂げた時って、思わずポーっとしちゃいますよね。嬉しいには違いないんだけど、なんだか夢を見てるような。きっとプリルさんもそんな感じなのでしょう。 28 港町を目指して(Staff) ステージ01を、一昔前のちょっとレトロなテクノのようにアレンジしてみました。というのも、初めての冒険でいろんな経験をして喜んで怒って泣いて笑って、ぐっと成長したであろうプリルさんには、ちょっと留守にしただけのエイヘムランドでも懐かしく思えたのではないかと思ったんですね。きっと夕日に向かってこう叫んだことでしょう。「おかあさーん、わたし一人前の魔女になれたよぉ~!」 …え?懐かしい違い?そもそも、懐かしくもなんともない?…はう~~ん! 29 疲れたので寝ます(ネーム) プリルさんの住んでいるヒルビコットの森の夜は、かくも静かに更けて行くのでした…。

文章 : 近藤いな


 

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