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3月 19

「オメガファイブ サウンドトラック」WEB特製ライナーノート

2008年3月19日にリリースされました「オメガファイブ サウンドトラック」の発売にあたり、作曲者の岩月さまを筆頭に、各アレンジャー陣のコメントを寄せたWEB特製ライナーノートを、試聴曲とともにご用意致しました。


岩月博之

[ Track1~15 全BGM 作・編曲 / Track21 "Road to the future (StaffRoll)" 編曲 ]

ノーマルモードBGM

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レトロモードBGM

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“Road to the future”アレンジ

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初めまして、現在Xbox LIVE アーケードにて配信中のゲーム、オメガファイブのサウンドを担当しましたナツメの岩月と申します。この度のサウンドトラックの発売を記念しまして、それにまつわる話をいくつか書かせていただきます。

■BGM
作り始めるにあたり企画者にBGMについて尋ねたところ「好きに作っていいよ」とのことでした。まあ好きにして良いのならってことで(もちろんゲームの画面や内容を考慮した上で)かなり自分好みに仕上げました。 しかし、オーディオ的豪華さも少なく、曲調もあまり今風でない今回のようなBGMは果たして受け入れられるのだろうか、という不安が少なからずありました。 配信開始後は、やはり気になってネットで色々と反応を見て回りましたが、思いのほか受けられているようで本当に良かったです。

■レトロモード
オメガファイブにはレトロモードという、ゲーム画面やBGMをなんだか懐かしい感じにする機能があります。このモードではタイトル画面以外のBGMが矩形波、三角波、ノコギリ波、サンプリング周波数の低いドラムなどの音色で構成されます。これは音色のみをレトロモード用に差し替えることで実現しています。 オメガファイブでは、スーパーファミコンの頃のようなシーケンスデータ(楽譜のようなもの)と音色データを使った方法をとりました。そして、音色データを通常版とレトロ版の二種類持ち、それを随時切り替えられるようにしているわけです。極めて単純な方法の割に意外と印象が変わるらしく、他のスタッフにもなかなか好評でした。

■サントラ
オメガファイブは私が在籍する部署としては久々のオリジナルタイトルで、開発中にも「せっかくオリジナルなんだし、サントラも作っちまおうぜ?」的な冗談話をしたりしてましたが、これまで作ったことも作ろうとしたことも無かったため「所詮夢の話だよなあ」などと思っていました。 サントラを作るきっかけとなったのは、並木(さんたるる)様からいただいた、ゲームの感想とともに書かれた「サントラ希望」というメッセージでした。当初自分には縁遠い話だと思いましたが、せっかくのオリジナルタイトル、ましてや今後同じような機会に恵まれることも無いかもしれない、また、サントラをきっかけとしてゲーム自体にも興味を持ってもらいたい、などの理由から、思い切ってサントラを作ることにしました。 その後並木様からスーパースィープ様をご紹介いただき、制作をお願いしました。制作開始が1月下旬、発売日が3/19というかなり厳しいスケジュールでしたが、このコメントを書いている時点では無事制作完了しました。あとは発売されるのを待つのみです。 関係者の皆様お疲れさまでした!! そしてサントラ制作のきっかけを下さった並木様、本当にありがとうございました!!

■アレンジ
当初スーパースィープの細江様へサントラ制作についてご相談させていただいた際に、曲数が少ないことへの懸念がありました。しかし、スーパースィープのアレンジャーの方々の手でステージとボスの各曲を素晴らしいアレンジでボリュームたっぷり仕上げてくださいました。 あと、わがままを言って最終トラックに私のアレンジも加えていただきました。ちょうどまだネタにされていない曲がありましたので、それを使って最終トラックらしくまとまれば良いなあと思いながら作りました。いかがでしょうか。

■最後に
最後までご覧いただきましてありがとうございました。 無事完成しましたこのサウンドトラック、オメガファイブのメインデザイナ谷口氏による新規描きおろしのCDジャケットや、ブックレットに掲載された未公開資料など、かなりお得なものになっています。もちろんアレンジも聴き応え十分です。ぜひお手に取っていただければ幸いです。


安井洋介

[ Track16 "The glacial fortress (stage1)" 編曲 ]

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こんにちは!ステージ1のアレンジとマスタリングを担当させて頂きました安井と申します。
恥ずかしながら、ゲームミュージックマニアの知り合いの方にオッメ~ガファイのBGMを聞かせて頂くまで、岩月さんの楽曲を殆ど聞いた事が無かったのですが、「今の時代にこんなに硬派なゲームミュージックを作る方がいらっしゃったのか!!」と、ある夜ふけに細江さんと二人で感動していたものです。と同時に、オメガファイバーでもあるベイシスケイプ並木さんのご協力も頂けCD発売の運びとなりました。 まさにゲーム&ミュージック好きな方々の熱意が実現させたプロダクト。簡単に言えば「カッコイイ!!アレンジしたい!!CD出したい!!」という単純な動機ですが、1リスナーとしても大変嬉しい限りです。

アレンジにおいては、私のライフワークでもあります80~90年代ゲーム基板の音を模倣したサウンドでまとめました。 昨今の音楽制作環境には相当の自由度がございますが、ここはあえて、昔のFM音源では左右のスピーカーどちらかかセンターでしか鳴らなかった仕様を始め、PCM楽器のロービット化、メモリ都合的なサンプリング波形数の制限、ピッチカーブのプログラム的な変化のさせ方などなど、狙ってローファイに作成してあります。もちろん残響リバーブも必要ありません(FM音源の再現に関してはSam様が公開しておられますVSTi”VOPM”に大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます)。


VOPM配布サイト “Sam’s Hard&Soft DIY

またお聞き頂ければおわかりの通り、某有名ドッグファイト体感ゲームではないですが、アレンジの際に新たにメロディーやアドリブパートを付けさせて頂きました。ゲーム中のオリジナルBGMとは別の部分で、一つの楽曲としてお気に入り頂ければ幸いです。

Xbox360には本体HDDにリッピングしたCDをBGMとして遊ぶ機能もございますので、そちらもぜひお試し下さい!!


細江慎治

[ Track17 "The escalated invasion (stage2)" 編曲 ]

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 今回のオメガファイブの制作はたまたまオメガファイブの音楽を聴いた僕と安井が瞬時に惚れて「いいよねー」「これだよねー」の連呼。ある意味この時点で世間で言われる「おっさんホイホイ」の網にかかったとも言うかもしれません。
 その直後ベイシスケイプの並木氏よりメッセージが到着「作曲者と連絡を…」との事。実は2007年のCEDECで偶然にもナツメの岩月氏と酒を酌み交わしていたので手元に連絡先がある。即連絡。あれよあれよと異例のスピードで事は運び、予定には全くなかったタイトルが限界を超えた異例のスピードでCD化決定となりました。
 丁度数日前に、社内会議で「マニアックなCDも良作品発売して行くのが我々の進む道!メジャーでは恐らく不可能な領域(ニッチ)を埋めていこう」そんな話をしていた矢先です。さすがにニッチの中ニッチを進むとなるとアレンジは1つか2つが限界かな?なんて言ってたはずだったのに余りの曲の素晴らしさに何故かほぼ全曲をアレンジする事に。正直言って、「それ趣味だろ」と苦笑しあってました。(CDの制作費試算表は見てはいけない結果に…)

 今回の自分のアレンジ方針は「ある程度のテク(超絶プレイヤーではなく)のバンドでプレイ可能な範囲」を目標に作りました。ちょっと薄ペラいんじゃ?とか、軽くない?という事ではなく、細かい音符も最低限に排除し、奏者の腕が3本になったり4本になったりしない程度。あくまで程度ですが、キーボードもペダルと両手を駆使すればきっと旨い人なら出来るのでは?(自分にはそんなテクニックないので無理ですが)そう、原曲と一緒に聞いて覚えれば誰かが弾いてくれるに違いない。内輪ネタで申し訳ないのだが、心当たりのある方はそんなゲームミュージック好きのバンドの人にそれとなく伝えて下さい。 その前にオメガファイブをプレイして熱いゲームミュージックに耳を傾けてからがいいかな。

それにしても迂闊だったのはテンポを上げた事。出来そうなところは手弾きにしようと思ってたのに「早いよ」ってな結果になってしまった(^^; ここ何年も真面目に楽器を弾いてないのが仇となり、かなり度を超えた修正に次ぐ修正。正直便利な時代になりました。ドンとこいです。 運良くStage2は都合の良いキー。もしかして岩月氏は生を想定してたのでしょうか?しかし、それでも厳しいwイントロのベースでくじけた上にリズムもキープ出来ず。どんなヘタレだオレ。しょうがない後は科学の力で修正しよう。ギターは白玉バッキング程度にしておこう。それ以上は無理。って事でソロはオルガンに…。手癖が昔と全然変わらない。過去に制作したオルガンソロとやってる事が変わらない。使ってる鍵盤の都合もあって数度パンチインする事にはなったけど、ここはほぼ無修正。若干ミストーンは消したけど(^^; (あからさまにリズムがずれてるのは味ですよw)
そんなこんなで完成!万歳!


佐宗綾子

[ Track18 "The place to rebirth (stage3)" 編曲 ]

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みなさまこんにちは、AYAです。今回アレンジやらせていただくにあたって”どの曲やる?”って決める時に岩月さんの曲がどれも 大変良い曲だったんで悩みましたねぇぇ。 最終的にStage1か3どっちにするか?ってなってStage3の方にさせてもらいました。

原曲からはだいぶテンポを落としたアレンジですがいかがでしょうかね?モロに自分の趣味で80年代フュージョンに走ってますが(笑)。 とにかく、オリジナルの方は昔懐かしいゲーム音楽っぽさを残しつつ、新しい感じの要素も入った感じで自分的にもほんと好きなサウンドですね。
ゲームの方はからっきしなんですが… というかまだやりこめて無くてまず1面まともにクリア出来ません(苦笑)(だってすぐ氷に挟まれるんだもの) たいていはおねーちゃんキャラでプレイですが、「ああああ、この武器じゃない方取りたかったのにぃぃぃ!!」みたいなことになってあわ食ってるウチに終了ですね。まだまだ修行が足りませんね(笑)。

ゲームの方もこれからまだまだ遊ばせていただくとして、今回のこのCDご存じのようにオリジナルに加えてレトロバージョン・アレンジバージョンも入っててんこ盛りなわけですが、アレンジの方も各アレンジャーの個性が存分に出てる作品になったんではないかと思います。収録時間みっちりぜひぜひお楽しみくださいませ!


齋藤博人

[ Track19 "The warrior factory (stage4)" 編曲 ]

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最初に楽曲を聴いた時、その耽美な音の運び方の中に、更にスペースオペラのような大河ストーリーを感じました。広大な空間の中で戦っているような、そんな俯瞰的構図をイメージしつつ、より物語性が前に出てくれればと思いまして、シンセサイザーに加えて、オーケストラ系の音色を新たなパレットに選んでみました。

オメガファイブはとても難易度の高いシューティング・ゲームと聞き、少々尻ごみをしていましたが、今度挑戦してみたいと思います!


佐藤孝紀

[ Track20 "Violent guardian (boss)" 編曲 ]

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今作をお買い上げの皆様、はじめまして。 ボス曲のアレンジを担当させていただきました、スーパースィープの佐藤と申します。
原曲も緊張感のある激しいテクノ調の曲でしたが、ハードコアテクノが好きな私らしく、更に緊張感を高めたハードな仕上がり(当社比8.5%UP)にしてみましたが、いかがでしょうか?

さてさて、90年代の硬派なアーケードゲームを彷彿させるルックスのOmega Fiveですが、ゲーム内容も極めて硬派!
90年代を弾幕と頑丈な敵達を相手に過ごしてきた硬派シューターの方々にも文句無くお勧めできます。おそらくもっともプレイしやすいであろう、Rubyで反射レーザーでGO!GO!なプレイが基本と思われますが、これにしたって難しい! Tempestなら更に難しい! 私のような軟弱プレーヤーは何度プレイしてもやられまくりでして、この調子ではレトロモードに到達できるのは果たしていつになることやら。 ノーコンティニューでクリアとか夢のまた夢のような気がします…。

ところで、職場の近所に安くて美味しいお寿司屋があるのですが、最近の原油高のせいか、一部のメニューが値上がりしてしまいました…。 地味ながらも懐へのダメージがあるのですが、社内で大人気の炙りサーモン握りが価格据置きだったのが救いでした。 値上がりしたからといって通わなくなるのも男がすたるので、このお店のファンである限り、執拗に食べ続けに行こうかと思います。

 


“オメガファイブ サウンドトラック”のリリース情報はコチラ

“オメガファイブ”公式サイト ©2008 HUDSON SOFT ©2008 NATSUME